※個人で購入された絵本が対象です。公共の図書館で借りた絵本を破いてしまった場合は正直に伝えてプロの司書さんに直してもらいましょう!!
子どもが絵本を破いてしまうワケ
手先が器用になる1~2才の頃は、特に丸めたり破いたりと手をたくさん動かしたくなる時期です。
大好きな絵本であっても、「手先を動かしたい!」という欲求が勝ってしまって、ついついビリビリ破いてしまうことがあるのです。そんなときは悪気があるわけでも、絵本を粗末に扱ってしまおうという気持ちがあるわけでもありません。
また、周りに気を配る力がまだまだ足りない幼児期は、「読んで」と手渡すつもりが上手く絵本を持てず、不意に破けてしまうこともあります。
とはいえ、大事な絵本を破かれてしまったら、パパママとしても悲しいものですよね。
ただ、「どうして破いたの!」と頭ごなしに叱るのはあまり効果的ではありません。
大切なのは、
「絵本を破かれると、パパママ悲しいよ」
「大事な絵本だから、大切にしようね」
と根気強く伝えていくことです。これがなかなか難しいのですが・・・(笑)
絵本補修に使うアイテム
「子どもが絵本を破いてしまった・・・!」というときは、まず落ち着いて。無理やりお子さんの手から絵本を取り返そうとすると2次災害になり兼ねないので、自分が落ち着いてからお子さんも落ち着いて絵本を一旦置いてもらえるよう促しましょう。
補修は誰でも簡単にできるので焦らずに!
破けてしまった絵本の補修に使うアイテムは2点
・100均に売っている『メンディングテープ』・・・モチのロンで100円!
・仮留め用のマステ・・・なんでもOK!使い終わったら再利用して下さい!
これだけです・・・!!
『メンディングテープ』!?普通のセロハンテープで良いんじゃないの?と思った方。このメンディングテープ、なんと【黄ばみにくい】仕様になっているんです。
セロハンテープだとすぐに黄ばんでしまって、せっかくの絵本もなんだか見栄えがいまいち・・・なんてことになりがちですが、こちらのメンディングテープなら破けたところも絵本の雰囲気を保ったまま補修できるんです。
破けた絵本の補修のしかた
破けてしまった絵本の補修は簡単2ステップ!
①破けた部分をマステで仮留め

破けてしまった部分のパーツと本体部分の上下を合わせて、マスキングテープで仮留めします。このとき、破けた線上の紙の重なり方を意識して、イラストが完全に表に出るように(内側の白い面が出ないように)すると、キレイに仕上がります。
②メンディングテープを“方向ごとに”貼っていく
絵本が破かれてしまったときって、まっすぐに切れることはあまりないと思います。たいていの場合、曲線を描いて破けてしまいますよね。
その曲線に合わせて1回で貼り合わせるのではなく、2~3回に分け、横方向で一旦区切る、縦方向で一旦区切る、というように貼っていくと貼りやすくなり、テープのムダも減らすことができます。
また、貼ってからテープをカットするよりも、だいたいの長さ(気持ち長めが◎)でカットしてから両手で貼るとよりキレイに仕上がります。
裏面も忘れずに行ってください!
補修した部分の強度が高まります。
絵本の補修にあたっての心得
心得、というと大げさなのですが、絵本の補修のコツとしては“破けたらすぐ”に補修することです。時間が経ってしまうと面倒になるだけでなく、破けたパーツを紛失してしまうこともあります。2~3日以内に実行するのがオススメです。
また、補修の際はお子さんが見ているところでやるのもとっても有効です。「パパママが絵本を大事にしている」様子が目で見てわかるので、絵本の扱い方を学ぶきっかけにもなりますよ。